【今日のドル円】米6月利上げ期待後退、テクニカル面で上値を抑え

 昨日のドル/円は、米3月小売売上高が予想に届かなかった事と国際通貨基金(IMF)が米国の成長見通しを引下げた事が重石となり、119円台前半へと下落。米連邦準備制度理事会(FRB)が6月に利上げするとの見方が後退し、米長期金利が低下した事がドル売りを誘った。  目先的にドルが大きく反発する可能性は低下したと考えるべきだろう。日銀の追加緩和への期待や公的資金の外貨投資及び日本企業の対外直接投資などによって円が買い進まれる公算は小さい事から、ドル/円の下値余地は大きくないと見るが、テクニカル面での弱さが上値を抑える事になりそうだ。  ドル/円は、昨日の下落で一目均衡表の雲の上限を下抜けた上、20日移動平均線や一目均衡表の転換線も下回って引けた。本日は、これらが居並ぶ119.80-120.00がレジスタンス(抵抗)になるだろう。(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)
昨日のドル/円は、米3月小売売上高が予想に届かなかった事と国際通貨基金(IMF)が米国の成長見通しを引下げた事が重石となり、119円台前半へと下落。米連邦準備制度理事会(FRB)が6月に利上げするとの見方が後退し、米長期金利が低下した事がドル売りを誘った。
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2015-04-15 09:30