日経平均92円安、3日ぶり1万5000円割れ

 31日の日経平均株価は前日比92円53銭安の1万4914円53銭と続落して引け、終値としては3営業日ぶりに1万5000円割れ。昨年(13年)11月14日以来の安値を付けた。  朝方は買い戻しが先行し、日経平均は寄り付き直後に136円高となったものの、週末で積極的な買いは入らず、その後は上げ幅を縮小。円が対主要通貨で強含むと先物には大口の売りが観測され、日経平均は下げに転じた。後場からは手じまい売りに押されて下値を探り、下げ幅を240円超に拡大する場面もあった。  個別では、14年3月期第3四半期で減収減益のニューフレアテクノロジー <6256> が下落。14年3月期営業利益予想を下方修正したショーワ <7274> も軟調に推移した14年9月中間期で営業赤字予想のネットプライスドットコム <3328> もさえない。14年12月期で純利益5割減予想のソフトブレーン <4779> も売りが優勢となった。14年3月期業績予想を下方修正した東亜ディーケーケー <6848> も安い。  半面、14年3月期の経常利益予想を上方修正した富士通 <6702> は高値を更新。14年3月期業績予想を上方修正した北越工業 <6364> は一時ストップ高。営業利益予想を上方修正した小糸製作所 <7276> も急伸した。たばこの値上げを発表したJT <2914> も堅調。新たな万能細胞(STAP細胞)の登場に期待が継続し、新日本科学 <2395> 、イナリサーチ <2176> などバイオ株の一角はストップ高を付けた。(編集担当:宮川子平)
31日の日経平均株価は前日比92円53銭安の1万4914円53銭と続落して引け、終値としては3営業日ぶりに1万5000円割れ。昨年(13年)11月14日以来の安値を付けた。
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2014-01-31 15:00