東宝は高値更新、前期上ブレ着地、今期は最終2ケタ減益見込むも市場予想に一致

 東宝 <9602> は3営業日ぶりに急反発し、13日の年初来高値を更新。後場も買いが続き、午後1時20分には280円高(8.96%高)の3405円を付けた。14日引け後に15年2月期の決算や中期経営計画を開示した。  15年2月期の営業収入は前期比4.7%増の2069億円、純利益は同27.0%増の224億7900万円で着地、会社計画や市場コンセンサスを上回った。ハリウッド映画の「GODZILLA」や3DCG映画の「STAND BY ME ドラえもん」に加え、年末から上映された「妖怪ウォッチ 誕生の秘密だニャン!」が好調だった。  16年2月期は営業収入2059億円(前期比0.5%減)、純利益192億円(同14.6%減)と減収減益を見込んだが、純利益予想は市場コンセンサスと一致した。配当は中間期・期末ともに12円50銭の年間25円(前期も25円)を計画している。  同時に開示した中期経営計画では、18年2月期で営業利益350億円を目指すとした。自社企画作品の拡充や幅広いライツの確保、ゴジラを中心としたキャラクタービジネスなどを展開する。配当政策は年間25円をベースに、業績が上回る場合は追加の配当も検討していく方針。(編集担当:宮川子平)
東宝は3営業日ぶりに急反発し、13日の年初来高値を更新。
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2015-04-15 13:30