日経平均は38円安で取引終了、様子見ムード強く方向感欠く
15日の日経平均株価は前日比38円92銭安の1万9869円76銭と反落して取引を終えた。ドル・円の下落を嫌気した売りが先行した。一巡後に下げ幅を縮小してプラス圏へ浮上したが、企業決算の発表本格化を前に様子見ムードが強まるなかで上値は重かった。後場に入って再び売り圧力が強まって前場の安値を下回る場面も見られるなど全体的に方向感は乏しかった。
個別では、15年3月期業績予想を下方修正した日揮 <1963> が年初来安値を更新。16年2月期の連結利益予想が市場予想を下回ったアデランス <8170> も急落し、投資ファンドによる株式売却手続き開始が報じられたTASAKI <7968> は下げ幅を拡大した。3月に開示した一部のプレスリリースの内容に誤りがあったとしたSOL Holdings <6636> はストップ安を演じている。
半面、15年2月期業績が従来計画を上回った東宝 <9602> は大幅高。LINEゲーム向け新作タイトルの配信に期待が高まったgumi <3903> も急伸した。16年2月期で大幅増益を見込んだキリン堂ホールディングス <3194> は一時ストップ高。16年2月期で増収増益を見込んだパル <2726> も物色された。(編集担当:宮川子平)
15日の日経平均株価は前日比38円92銭安の1万9869円76銭と反落して取引を終えた。
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2015-04-15 15:00