日経平均は続落、個別物色に傾斜=長島和弘
■今日の動きから
1月31日の東京株式市場、日経平均株価は92円53銭安の1万4914円53銭と続落となりました。13年10~12月期の米実質国内総生産(GDP)が前期比年率換算で3.2%増加したことを好感し、米国株が反発したことを受け、一時136円高と上昇する場面も見られましたが、円相場が強含んだことを嫌気し、先物主導で売り直される展開となりました。日経225採用で値上り銘柄数は59、値下り銘柄数は159、変わらずは7。東証1部上場値上り694銘柄、値下り948銘柄、変わらず138。全33業種中27業種が値下り。TOPIXが続落。マザーズも続落。東証REITは反発となりました。
日経平均採用銘柄では、主力の日立 <6501> が小幅ながら続落。日経寄与度の高いソフトバンク <9984> が8営業日続落、ファーストリテ <9983> が続落。また、トヨタ <7203> が続落し、方向感のない展開となった。
そのような中、富士通 <6702> やNEC <6701> が昨年来の高値更新しており、個別に好材料や好決算を発表した銘柄を物色する動きは続きそうだ。(執筆者:長島和弘)
富士通やNECが昨年来の高値更新しており、個別に好材料や好決算を発表した銘柄を物色する動きは続きそうだ。
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2014-01-31 16:00