【今日のドル円】ドル安VS円安、円弱含みで東京市場は堅調推移か

 昨日のドル/円は、米4月ニューヨーク連銀製造業景気指数や米3月鉱工業生産の悪化を受けてドル安が進行。このところ米国では弱い内容の経済指標が続いており、6月利上げへの期待感が萎みドルに調整圧力がかかっている。  その一方で、昨日は本邦新発2年債利回りが1カ月半ぶりに0%まで低下するなど、30日の日銀金融政策決定会合に向けて追加緩和を見込んだかのような動きが見られる。こうした長期金利の低下によって、本邦機関投資家の外債投資意欲が高まりやすい事を加えて考慮すれば、円も弱含みやすく、少なくとも東京市場のドル/円は堅調推移が見込めそうだ。  海外市場では、米利上げ期待の後退に伴い、ややドルが売られやすくなる可能性もあるが、米企業の決算発表や米金融政策当局者の発言に加え住宅及び労働関連の経済指標など手掛かりが豊富なため、これらの結果を吟味しつつ上下する事になるだろう。(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)
昨日のドル/円は、米4月ニューヨーク連銀製造業景気指数や米3月鉱工業生産の悪化を受けてドル安が進行。このところ米国では弱い内容の経済指標が続いており、6月利上げへの期待感が萎みドルに調整圧力がかかっている。
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2015-04-16 09:15