【今週の注目銘柄】LED照明の需要増でタムラ製を狙う
最近、建設関連の仕事をしている友人と会ったのだが、「消費増税前の駆け込み需要のせいで忙しすぎる。休日出勤だらけだよ」とぼやいている。どうやら、住宅市況は想像以上に改善しているようだ。
住宅関係だけではない。百貨店では高級品の売上改善が目覚しいほか、レジャー分野でも顧客一人当たりの売上が増加していたりと、さまざまな分野で確実にここ数年とは違う消費傾向が見られている。これはひょっとすると、消費増税など吹き飛ばすくらいの「本格的な景気回復が来るのでは?」と期待したくなるところだ。
今回注目銘柄としたタムラ製作所 <6768> は、住宅市況の改善で恩恵を受けると予想される銘柄。
同社は各種電子材料を手がけているが、子会社の光波でLED照明を展開しており、住宅の新築、リフォームで大量に需要が発生するLEDライトが収益を押し上げると見込まれる。
それだけでなく、同社は家庭用の電動工具関連やエアコン関連、太陽光発電関連の電子部品なども手がけており、住宅市況の活性化は多くの面でプラスインパクトとなるはずだ。
また、現在発表が続いている各企業の3月期3Q決算において、多くの企業の業績改善の原動力となっている「スマホ関連」や「自動車部品」においても、タムラ製は電源センサや電源ジュールなどの電子部品を供給している。
同社は昨年(13年)11月に今3月期の業績予想を上方修正しているが、上昇幅は小幅にとどまっていた。2月4日に発表が予定されている3Q業績が好調となれば、通期予想の再増額にも期待できる。
株価は1月21日に昨年来高値の348円を付けた後、31日には288円まで短期調整しており、押し目買いを入れやすい水準にある。(編集担当:片岡利文)
最近、建設関連の仕事をしている友人と会ったのだが、「消費増税前の駆け込み需要のせいで忙しすぎる。休日出勤だらけだよ」とぼやいている。
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2014-02-02 10:00