中国レアアース業界の「成長戦略」・・・整理統合で「産みの苦しみ」=中国メディア

中国メディアの羊城晩報は16日、中国メディアの21世紀網の報道を引用し、中国のレアアース関連企業のうち、上場企業の決算報告がこのほど出揃ったと伝え、2014年の中国レアアース業界は「全面的に赤字」だったと報じた。
記事は、レアアース価格の下落や業界内の整理・統合といった要素を背景に「レアアース業界の企業は総じて赤字となった」と伝え、業界の成長に向けて整理統合を行ったことから「今はまさに産みの苦しみ」の時期だと論じた。
続けて中国レアアース業協会がまとめた報告を引用し、18社の重点レアアース企業の14年における総売上高は約259億5900万元(約4986億円)で、11年に比べて58.47%減だったと指摘。利益についても11年は計147億3500万元(約2830億円)だったとしつつも、14年は赤字に転落してしまったと論じた。
さらに、18社の重点レアアース企業には計74社の子会社を持ち、中国で産出されるレアアースの大半を取り扱っていると伝え、「中国のレアアース業界の現状を反映していると言っても差し支えない」と紹介する一方、18社の重点レアアース企業の業績が悪化した原因は「何と言ってもレアアース価格の下落にほかならない」と論じた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
中国メディアの羊城晩報は16日、21世紀網の報道を引用し、中国のレアアース関連企業のうち、上場企業の決算報告がこのほど出揃ったと伝え、2014年の中国レアアース業界は「全面的に赤字」だったと報じた。(イメージ写真提供:123RF)
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2015-04-17 10:15