日経平均終値は232円安と大幅反落、欧米株安と円高を嫌気し買い戻しも限定的
17日の日経平均株価は前日比232円89銭安の1万9652円88銭と大幅反落。欧米株安と軟調に推移するドル・円を嫌気し、売り優勢の展開となった。昼過ぎには、日経平均先物が大幅に売られたことを受けて1万700円近辺まで急落。午後2時頃には下げ幅を247円まで広げた。その後も押し目買いを狙う動きは乏しく、戻りの鈍い展開となった。一方、これまで出遅れ感の強かった銀行や商社が買われるなど、一部の業種には資金が流入した。
個別では、2000億円の資本支援合意が伝わるも出尽くし売りが優勢となったシャープ <6753> や、前期は最終赤字60億円となる見通しの曙ブレーキ工業 <7238> が下落。大手証券が投資判断を「売り」に引き下げたヤマハ <7951> や、今期は最終赤字拡大となる予想を明らかにした日本マクドナルドホールディングス <2702> も売られた。
半面、16年3月期は最終黒字を計画と報じられたJXホールディングス <5020> や、円安効果や売上好調で前期見通しを引き上げたダイハツディーゼル <6023> が上昇。「LINEリラックマころろんパズル」の事前登録が25万人超となったイマジニア <4644> や、前期業績予想の上方修正を発表した日本食品化工 <2892> も買われた。
業種別では、小売り、精密機器、鉱業が下落。一方、石油石炭製品、非鉄金属、銀行は上昇した。(編集担当:松浦直角)
17日の日経平均株価は前日比232円89銭安の1万9652円88銭と大幅反落。
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2015-04-17 14:45