日経平均は151円安で寄り付く、米株安や円高進行で
20日の日経平均株価は前週末比151円88銭安の1万9501円00銭で寄り付いた。ギリシャ債務懸念などを背景に米国株が下落し、リスク回避の動きから円が上昇したため、日本市場でも売りが優勢となった。一方、中国のカラ売り緩和策や預金準備率の引き下げで、きょうの中国市場の反応を見極めたいとするムードも強い。
個別では、子会社における不適切な会計処理を明らかにした伊藤忠商事 <8001> が下落した。15年3月期の純利益予想を下方修正した東洋製罐グループホールディングス <5901> も軟調。15年3月期業績予想を下方修正したプロトコーポレーション <4298> や15年3月期で赤字見込みのガーラ <4777> も売りが出ている。
半面、J.フロント リテイリング <3086> との資本業務提携を発表した千趣会 <8165> は買い気配スタート。15年3月期利益予想を上方修正した石塚硝子 <5204> や、1部指定の承認を受けたニイタカ <4465> なども買いを集めている。(編集担当:宮川子平)
20日の日経平均株価は前週末比151円88銭安の1万9501円00銭で寄り付いた。
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2015-04-20 09:15