千趣会は高値更新、Jフロントとの資本業務提携を好感
千趣会 <8165> は急伸し、3月27日の年初来高値を上回った。朝方には67円高(7.56%高)の953円を付けている。17日引け後、J.フロント リテイリング <3086> との資本業務提携を発表した。Jフロントも買いが優勢となり、前場は一時97円高(5.12%高)の1990円を付けた。
千趣会は460万株の新株式発行と430万株の自己株式処分でJフロントを割当先とした第三者割当増資を実施し、概算で72億8540万円を調達する。資金はオムニチャネル戦略推進に向けたシステム投資や、出荷体制・庫内システムなどの物流インフラ整備、東京や大阪など都市部での旗艦店舗開発、Jフロントとの新規プライベートブランド商品の開発資金などに充当する予定。
これに先立つ4月22日、Jフロントは千趣会の大株主からも291万5000株を譲り受ける。Jフロントは第三者割当増資と併せて1181万5000株(議決権の22.62%)を保有する筆頭株主になり、千趣会を持分法適用関連会社とする。取得価額の総額は概算で102億4500万円。(編集担当:宮川子平)
千趣会は急伸し、3月27日の年初来高値を上回った。
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2015-04-20 11:45