日本人は「スーツを着た武士」のようだ・・・高品質の「日本製品」を実現!=中国メディア

中国メディアの中国網は17日、日本では経験を蓄積し続け、技術を改善し続ける中小企業が日本の高品質な製品を支えていると伝え、腕の良い職人の存在が技術の進歩を支え、さらに企業の競争力につながっていると論じた。
記事は、高品質な日本製品は一夜にして出来上がったものではないとし、「完成までには長い歴史がかかるものだ」と指摘。電気炊飯器や洗浄便座のような製品であっても「そのなかに日本の職人の伝統と武士道の精神による影響を見て取ることができる」と主張した。
続けて、日本の職人とは「自らの仕事に対して誇りを持ち、技術の研鑚を続け、労を惜しまずに努力し続ける」気質を持つと紹介し、職人文化の本質は「仕事を敬うと同時に真剣であること」であると主張。
さらに日本の社会および日本人の精神には職人文化が根付いているとし、「ラーメン店の店主や文豪、設計士や寿司職人など、仕事の内容は異なっても本質的な気質は職人である」と論じた。
続けて、近年から現代における日本の製造業や工業の分野では「職人の精神」が非常に重宝されていると伝え、「例えば製品のデザインにおいては機能性を重視すると同時に顧客体験や美的要素も重視しなければならず、さらに大量生産品であっても“生産効率”も重視しなければならない」などと指摘。こうした要素は職人の精神があってこそ高い次元で成り立つものとの見方を示した。
さらに記事は、日本には「ある一定の分野」において飛び抜けた実力を持つ中小企業も少なくないと伝え、「これこそ職人文化を体現した事象」と紹介。さらに、日本の中小企業は家族経営が多いため、「技術の継承や蓄積が進むと同時に独特の職人文化を形成し、日本の製造業の高い競争力につながっている」と論じた。
続けて、米国人学者のMarvin J. Wolf氏の著作から「スーツを着て現代技術を手にした日本人の精神には、今なお武士道が重要な役割を果たしている」との文章を引用し、武士道における忠誠心は日本人の企業に対する忠誠心につながっていると主張。
まるで日本人はスーツを着た武士であるとの見方を示し、武士道における責任感や生命感、さらに職人の精神によって「日本製品は高い品質を実現している」との見方を示した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
中国メディアの中国網は17日、日本では経験を蓄積し続け、技術を改善し続ける中小企業が日本の高品質な製品を支えていると伝え、腕の良い職人の存在が技術の進歩を支え、さらに企業の競争力につながっていると論じた。(イメージ写真提供:123RF)
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2015-04-20 12:15