日経平均は18円安で取引終了、一時プラス転換も引けに再び軟化

 20日の日経平均株価は前週末比18円39銭安の1万9634円49銭と小幅続落して取引を終えた。  米国株安や円高進行を嫌気した売りが先行し、朝方に日経平均は下げ幅を180円近くまで拡大。一時1万9500円を割り込んだ。売り一巡後は押し目買いなどに支えられて下げ渋り、上海総合指数が上昇して取引を開始したことも買い安心感につながってプラス圏へ浮上。ただ、後場になると円が強含んだことも重しになり、再び軟化した。  個別では、外資系証券による投資判断の引き下げが観測された野村不動産ホールディングス <3231> やタカラトミー <7867> が急落した。15年3月期で最終赤字に転じる見込みとなった日本エム・ディ・エム <7600> も安い。15年3月期業績予想を下方修正したプロトコーポレーション <4298> や、15年3月期中間期業績予想を下方修正したエイティング <3785> も売りが優勢となった。  半面、「週刊少年ジャンプ」などの人気コミック配信を開始した日本エンタープライズ <4829> は一時ストップ高。15年3月期利益予想を上方修正した石塚硝子 <5204> も堅調。15年3月期業績および配当予想を引き上げたエレマテック <2715> もしっかり。カジノ関連の一角が買われ、フィールズ <2767> は外資系証券による投資判断の引き上げも追い風になった。(編集担当:宮川子平)
20日の日経平均株価は前週末比18円39銭安の1万9634円49銭と小幅続落して取引を終えた。
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2015-04-20 15:00