日経平均は125円安スタート、板硝子、コロナなど売り先行

 3日の日経平均株価は、125円97銭安の1万4788円56銭でスタート。  前週末の米国株は、新興国懸念が継続したことで149ドル安と大幅反落。為替市場ではドルが一時102円前後まで売られたことで、日本株も積極的な買いが見られず、寄り付き後も1万4800円前後でもみ合っている。  個別では、今3月期3Qの最終赤字額が縮小した日本板硝子 <5202> が急落し、灯油高と暖冬の影響で今3月期予想を下方修正したコロナ <5909> も軟調。今3月期3Q最終損益が56億円の赤字となったJVCケンウッド <6632> 、今3月期3Q純利益が黒字転換した住友化学 <4005> や、今3月期業績予想を上方修正したTDK <6762> も売りが先行している。  一方、未定としてた今3月期予想を発表したHOYA <7741> 、今3月期の業績予想を下方修正したリコー <7752> が買い気配スタート。今3月期の業績予想を上方修正した資生堂 <4911> は急伸し、14年3月期業績予想の修正や株式分割など発表した日本航空(JAL) <9201> も堅調となっている。  なお、きょう3日は取引時間中にデンソー <6902> や帝人 <3401> 、塩野義製薬 <4507> 、アイシン精機 <7259> 、引け後には日本製鋼所 <5631> や住友電気工業 <5802> 、三菱UFJフィナンシャル・グループ <8306> などが決算発表を予定している。(編集担当:片岡利文)
3日の日経平均株価は、125円97銭安の1万4788円56銭でスタート。
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2014-02-03 08:30