日経平均は274円高と3日ぶり反発、TOPIXは1600ポイント台回復
21日の日経平均株価は前日比274円60銭高の1万9909円09銭と3日ぶりに大幅反発し、高値引け。TOPIXも同26.20ポイント高の1608.88ポイントときょうの高値で引け、終値としては07年11月2日以来の1600ポイント台回復となった。業種別では全33業種中32業種が上昇(海運のみ下落)。銀行株やノンバンク株など金融セクター値上がり率上位となった。
欧米株高を好感した買いが先行。香港ハンセン指数など中国株の上昇なども支援材料になって日経平均はジリ高歩調となった。ドル・円が強含みで推移するなか、先物への断続的な買いが観測されて後場も上げ幅を拡大した。
個別では、英系証券による投資判断の引き上げが観測された東京急行電鉄 <9005> が急伸。欧州系証券が投資判断を引き上げたクレディセゾン <8253> も上げ基調を強めた。インドのサン・ファーマ株売却を発表した第一三共 <4568> も堅調。医療経営コンサルティング会社との協業を好感されたアクリーティブ <8423> は一時ストップ高寸前まで買い進まれた。
半面、16年3月期で営業益2ケタ増を見込んだものの市場コンセンサスを下回った安川電機 <6506> は売りが優勢となった。15年3月期業績予想を下方修正したヤマダ電機 <9831> やコア <2359> も軟調。米系証券による投資判断の引き下げが観測されたユナイテッドアローズ <7606> もさえない。(編集担当:宮川子平)
TOPIXは07年11月2日以来の1600ポイント台回復となった。
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2015-04-21 15:00