【本日注目の通貨ペア】豪ドル/米ドル:過剰な利下げ期待が最大の反発リスクだが
本日のアジア時間に発表された豪準備銀行(RBA)議事録では「追加の金融緩和が今後適切となる可能性がある」などとするハト派的な見解が示された。スティーブンスRBA総裁は、昨日の講演でも「RBAは必要なら利下げを実施するという意向を鮮明に発した」などと発言しており、明日の豪1-3月期消費者物価指数(CPI)でインフレが一段と鈍化するようなら、RBAは5月の理事会で利下げに動く可能性が極めて高いと思われる。
注目の豪1-3月期CPIは、事前予想で前年比+1.3%とRBAのインフレ目標(2-3%)の下限を下回ると見られている。こうしてみると5月利下げが規定路線のようにも思えるが、RBAが注目するのはCPIそのものではなく、基調インフレ率と呼ばれるCPIトリム平均とCPI加重中央値だ。
基調インフレ率では1-3月に値下がりしたエネルギー価格が除外される公算のため、事前予想値は+2.25%となっており上ブレの可能性も排除はできない。先週16日に発表された豪3月雇用統計は予想を裏切る好結果となり、豪ドルが大きく反発した。市場が利下げの可能性に前のめりになりすぎると、その反動が大きくなる事は実証済みであり、今回のCPIも豪ドル反発への警戒が必要だろう。(執筆:外為どっとコム 編集担当:サーチナ・メディア事業部)
本日のアジア時間に発表された豪準備銀行(RBA)議事録では「追加の金融緩和が今後適切となる可能性がある」などとするハト派的な見解が示された。スティーブンスRBA総裁は、昨日の講演でも「RBAは必要なら利下げを実施するという意向を鮮明に発した」などと発言しており、明日の豪1-3月期消費者物価指数(CPI)でインフレが一段と鈍化するようなら、RBAは5月の理事会で利下げに動く可能性が極めて高いと思われる。
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2015-04-21 18:00