セプテーニ・ホールディングスは高値圏で頑強、タブレット端末向け連載型新作マンガ配信サービス「GANMA!(ガンマ)」開始を好感

  ネット広告大手のセプテーニ・ホールディングス <4293> (JQS)は、高値圏で頑強である。同社の連結子会社で、マンガコンテンツ事業を手がけるコミックスマート株式会社(以下、コミックスマート)が、インターネット発の優れたマンガ作品づくりを目的として、昨年12月12日から、スマートフォン、タブレット端末向けに連載型の新作マンガ配信サービス「GANMA!(ガンマ)」を開始したことが手がかり材料となっている。   1月31日には、コミックスマートが、マンガ家の育成・輩出を目的とした新人マンガ家支援プログラム「Route M(ルートエム)」の支援体制をリニューアルしたと発表。新たな支援体制では、マンガ家のステージを5段階に分け、そのステージに応じたサポートを提供する。ステージが昇格するにつれ、支援金が増額されるほか、スタジオ専属アシスタントによる制作補助、単行本発行、ゲーム化・映像化などに向けた総合プロデュースなど、マンガ関連ビジネスにおける手厚いサポートが受けられるようになる。マンガコンテンツ事業が、ネットマーケティング事業やメディアコンテンツ事業次ぐ将来の中核事業に育つとの期待感が高まっている。   足元の業績、中長期の成長を見据えた新規事業への積極投資を継続しつつ、ネットマーケティング事業で「モバイル」「ソーシャル」「グローバル」の3分野にフォーカスすることで持続的な業容拡大と収益性向上を図るほか、メディアコンテンツ事業では、モバイルゲーム事業については経営資源の再編を実施し、市場の拡大が見込まれるネイティブアプリを中心に展開。加えて、マンガコンテンツ事業を中心に収益化に向けた積極投資を実施し、2014年9月業績予想は、売上高124億円(前期比13.8%増)、営業利益5億8000万円(同99.5%増)、経常利益5億9000万円(同74.5%増)、純利益3億4000万円(同82.2%増)を見込んでいる。年間配当(前期実績は1400円 13年10月1日付で1対200の株式分割を実施)は未定としている。   株価は、1月22日に昨年来の高値1549円と買われた後、同27日安値1350円と短期調整を挟んで切り返す動き。チャート的には、日足では25日移動平均線、週足では13週移動平均線、月足では9カ月移動平均線をサポートラインに上昇トレンドを堅持している。マンガマンガコンテンツ事業の早期収益化に対する期待感から05年5月高値1945円奪回から2000円大台乗せが視野に入ろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
ネット広告大手のセプテーニ・ホールディングス<4293>(JQS)は、高値圏で頑強である。同社の連結子会社で、マンガコンテンツ事業を手がけるコミックスマート株式会社(以下、コミックスマート)・・・。
economic
2014-02-03 09:45