米久は昨年3月の高値窺う展開、NISAの好対象、2月期の株主優待に魅力
三菱商事系の食肉加工メーカー、米久 <2290> は、昨年3月の高値975円に対し9合目水準まで戻している。2月決算の株主優待取り、100株から購入できるNISA関連として底堅い動きとなっている。外国人持株比率が低く、外部環境の影響を受けにくい内需関連の好業績・割安銘柄として中長期的な視点で注目したい。
「販売チャネルの拡大」「コンシューマ商品の増強」「デリカ商品の強化」「経営管理体制の強化」の4つの戦略に引き続き取り組み、2014年2月期業績予想は、売上高1500億円(前年同期比5.4%増)、営業利益20億5000万円(同4.2倍)、経常利益20億円(同6.2倍)、最終損益7億円(同2億2100万円の赤字)と黒字転換を見込んでいる。年間配当は期末一括18円を予定している。
株主優待は、権利確定月2月1回で、500株以上に同社製品引換券(3,000円相当)を発行し送付する。米久の晩餐 豚肉の味噌煮込みや、ごてあらポーセット(期間限定)、達麿スモークハム、謹製 米久の牛丼、大龍 ミニ丼の具3種セット、ビールで乾杯!セット、東日本大震災 義援金として寄付(3,000円)の中から一つ選ぶことができる(製品の内容が一部変更になる場合がある)。
株価は、昨年3月18日につけた高値975円から5月31日安値740円まで調整。その後、740円処を底値とした3カ月にわたるモミ合いから1月22日高値900円と上昇。上げ一服から下値固めとなっている。第5次中期経営計画では、継続的な発展に向けた3社提携(三菱商事・伊藤ハム・米久)、積極的な事業投資、海外事業への再進出に取り組み、2015年度売上高2500億円の目標を掲げており、中長期的な成長が期待される。PBR0.69倍と割り負け、配当利回り2%で利回り妙味もソコソコある。週足では13週移動平均線、月足では24カ月移動平均線がサポートしており、4ケタ大台乗せも期待されよう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
三菱商事系の食肉加工メーカー、米久<2290>(東1)は、昨年3月の高値975円に対し9合目水準まで戻している。2月決算の株主優待取り、100株から購入できるNISA関連として底堅い動きとなっている。
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2014-02-03 09:45