【今日のドル円】120円を挟んでもみ合う展開、慎重なムード残る

 昨日のドル/円は米長期金利の上昇を受けて120円目前まで上値を伸ばした。米10年債利回りは前日比で+0.07%と比較的大きめの上昇となった。もっとも、米国の早期利上げ期待が再浮上した訳ではなく独国債の利回り上昇(ギリシャ懸念がひとまず後退したため)に連れた面が大きいようだ。  また、昨日の米ドルは、円やスイスフランに対しては上昇した一方、ポンドや豪ドルに対しては下落しており、ユーロに対してはほぼ横ばいとマチマチの動きであった。来週に米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えてドル買いに慎重なムードが残っていると見られ、ドル/円が120円を上抜けて大きく買い進まれる地合いではないだろう。  ただ、世界的な株高基調が維持される中で下値もそれなりに固そうなため、20日移動平均線(執筆時119.693円)を大きく下抜ける展開も考えにくい。本日のドル/円は120円を挟んでもみ合う展開が見込まれる。(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)
昨日のドル/円は米長期金利の上昇を受けて120円目前まで上値を伸ばした。米10年債利回りは前日比で+0.07%と比較的大きめの上昇となった。もっとも、米国の早期利上げ期待が再浮上した訳ではなく独国債の利回り上昇(ギリシャ懸念がひとまず後退したため)に連れた面が大きいようだ。
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2015-04-23 09:15