日経平均終値は53円高と続伸、利益確定で一時売り崩されるも再度強含む

 23日の日経平均株価は前日比53円75銭高の2万187円65銭と3日続伸。過熱感から一時は売り崩される場面もあったが、引けにかけて再度強含む展開となった。    前場は、米国株高や堅調なドル・円を支えに買い先行でスタート。ただ、直近2日間で約500円上昇していたこともあって上値は重く、2万200円近辺を挟んで売り買い交錯の展開が続いた。後場に入り、徐々に利益確定に押されて上げ幅を縮めると、午後2時20分頃には一時マイナス圏に転落。引けにかけて再度強さを取り戻し、プラス圏まで切り返して引けた。  個別では、メキシコ複合火力発電所向け蒸気タービンと発電機を受注した東芝 <6502> や、15年3月期の黒字転換に加えて太陽光ファンドの新規受託も発表したアストマックス <7162> が上昇。15年3月期業績予想の上方修正が刺激材料となったイソライト工業 <5358> や、サムスン電子のS6シリーズ向けテーマサービスに参画することを発表したネオス <3627> も買われた。  半面、16年3月期の経常利益予想が市場コンセンサス下回ったJFEホールディングス <5411> や、大分県佐伯市との再生可能エネルギー事業が中止となったエナリス <6079> が下落。15年3月期業績予想の下方修正が嫌気された大井電気 <6822> や、第1四半期は減収2ケタ営業減益となった中外製薬 <4519> も売られた。  業種別では、海運、証券、鉱業が上昇。一方、ゴム製品、その他製品、銀行は下落した。(編集担当:松浦直角)
23日の日経平均株価は前日比53円75銭高の2万187円65銭と3日続伸。
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2015-04-23 14:15