日本の「小型家電」・・・人気はいまだ衰えず!=中国メディア

 中国メディアの現代快報は23日、シャープやソニーなど日本の大手電機メーカーが家電事業で苦戦していると伝える一方、春節期間中に日本を訪れた中国人旅行客が小型家電を買い求めていたとおり、「小型家電では強さを発揮している」と伝えた。  記事は、中国国内の一部の家電量販店での取材の結果、テレビ販売コーナーに存在した日本ブランドはソニーやシャープ、東芝、パイオニアの4社だけだったと伝え、近年の中国市場で「日本ブランドのテレビは販売台数が大きく落ち込んでいる」と指摘。  さらに、東芝やパナソニックが中国国内のテレビ生産工場を相次いで閉鎖させたことを伝え、テレビ事業で日本の大手メーカーが苦戦していることを伝えたほか、エアコンや冷蔵庫といた分野においても日本メーカーは中国メーカーやドイツメーカーに押されていることを伝えた。  一方で記事は、中国人旅行客が2015年の春節に日本を訪れ、電気炊飯器などを大量に購入していた事実を伝え、「日本の小型家電は中国人にとって大きな魅力があることを示す事例だ」と指摘。また、観光庁の統計として、14年に日本を訪れた外国人旅行客の消費額は2兆2780億円に達したと紹介し、うち中国人旅行客による消費額は5583億円だったと伝え、「中国人旅行客にとっては小型家電と日用品が人気の品だった」と報じた。  続けて、中国国内では電気炊飯器や洗浄便座のほか、ヘアドライヤーや電気カミソリといった製品も人気となっていると伝え、ある中国人女性が「日本メーカーのヘアドライヤーは乾かした後の仕上がりが良く、日本メーカーのヘアアイロンやスチーム美顔器は回りの友人も皆使っている」と述べたことを紹介。  続けて、中国メーカーの品質が不安定な小型家電に比べ、日本メーカーの小型家電は機能が豊富で質も高く、アフターサービスも充実しているため、中国での販売は好調だと論じた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
中国メディアの現代快報は23日、シャープやソニーなど日本の大手電機メーカーが家電事業で苦戦していると伝える一方、春節期間中に日本を訪れた中国人旅行客が小型家電を買い求めていたとおり、「小型家電では強さを発揮している」と伝えた。(イメージ写真提供:123RF)
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2015-04-24 09:00