日経平均は45円安でスタート、足元の過熱感から一服ムード広がる
24日の日経平均株価は前日比45円18銭安の2万142円47銭で寄り付いた。前日までの3連騰で約550円高と短期的な過熱感が高まっていたことや、ドル・円が米国の弱い住宅指標を受けて円高方向に進んでいることから、4日ぶりに反落してスタート。一方、昨晩の米国株式市場は上昇に転じて取引を終えていることや、ナスダック指数が約15年ぶりに史上最高値を更新するなどの好材料もあり、売り一巡後は強弱入り交じる展開も想定される。
個別では、第1四半期が41%の営業減益となった花王 <4452> や、海外取引先の倒産に関連して12.7億円の特損を計上する島精機製作所 <6222> が下落。航空機シートの特損計上で15年9月期見通しを下方修正したKIホールディングス <6747> や、一部店舗の減損計上で15年3月期の業績予想を下方修正したオイシックス <3182> も売られている。
半面、15年3月期の業績予想を引き上げて7期ぶりの復配も実施する熊谷組 <1861> や、為替効果などで15年3月期の業績予想を上方修正した住友化学 <4005> が上昇。16年3月期は増収増益増配の予想に加えて自社株買いも決定したオービック <4684> や、株主優待制度の対象株主を一部拡大するベスト電器 <8175> も買われている。(編集担当:松浦直角)
24日の日経平均株価は前日比45円18銭安の2万142円47銭で寄り付いた。
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2015-04-24 08:45