日本が反面教師!・・・中国人の「米国不動産投資」は慎重で聡明=米華字紙

中国メディアの中国新聞社は米国の華字紙・世界日報の報道を引用し、中国企業や投資家が米国の大都市の不動産を購入していると伝える一方、「中国の投資家は日本企業のかつての二の舞を避けるために慎重に投資先を選択している」と報じた。
記事は、中国の資本が米国の不動産を大量に購入していることについて、一部で「中国人はお金は持っているが、賢くない」といった皮肉の声が存在すると伝える一方、中国国営通信・新華社がこのほど「1980年代に米国の不動産を買いあさった日本の企業などに比べ、中国資本による投資は上手である」と論じたことを紹介した。
続けて、米ニューヨーク市などでは不動産価格がここ2年ほど上昇を続けており、それでも中国資本による投資を「阻止することはできていない」と紹介。さらに米国の不動産関係者の話として、中国企業はニューヨークの不動産を購入する際、「企業の経営者はニューヨークを訪れるための航空機内で契約書にサインをしてしまい、それから物件の実物を目にするケースもある」と紹介した。
一方で、中国人がニューヨークの不動産を購入することについて「日本の二の舞になるのではないか」と懸念する声もあると伝え、1980年代に日本企業が米国の不動産を大量に購入し、バブル崩壊後に買値以下で売却を余儀なくされ、損失を計上するケースが多く見られたことを指摘。
だが記事は英誌エコノミストが「中国資本の海外投資は合理的に見える」と伝え、「中国の投資家は日本企業のかつての二の舞を避けるために慎重に投資先を選択している」と指摘したことを紹介したほか、中国の投資家とビジネスを行ったことのある米不動産企業の関係者の話として「中国の投資家は自信にあふれ、聡明だ」と伝えた。(編集担当:村山健二)
中国メディアの中国新聞社は米国の華字紙・世界日報の報道を引用し、中国企業や投資家が米国の大都市の不動産を購入していると伝える一方、「中国の投資家は日本企業のかつての二の舞を避けるために慎重に投資先を選択している」と報じた。
china,economic,japan
2015-04-26 18:30