日経平均は43円高スタートも上値限定的、下げ転換に2万円割れの場面も
27日の日経平均株価は前週末比43円76銭高の2万63円80銭で寄り付いた。米国株高を好感した買いが先行したものの、30日に日銀金融政策決定会合を控えることから見送りムードも広がっており、上値は限定的。ドル・円が弱含みで推移していることが重しになって下げに転じ、2万円を割り込む場面もみられた。
個別では、15年3月期で純利益が前期比9割増と報じられた三菱ケミカルホールディングス <4188> が急伸している。15年3月期利益予想を上方修正したNEC <6701> も堅調。15年3月期業績および配当予想を上方修正した日本電子材料 <6855> も物色された。15年3月期業績予想を上方修正した銭高組 <1811> も買いを集めている。
半面、16年3月期の純利益予想が市場コンセンサスを下回ったマツダ <7261> はさえない。ソニー <6758> は16年3月期で営業益3000億円と報じられたが、市場予想を下回ったことで売り買いが交錯して上値が重い。16年3月期で大幅減益を予想したアクセル <6730> は売りが殺到した。15年3月期業績予想を下方修正したアイフル <8515> や三井造船 <7003> も軟調。(編集担当:宮川子平)
27日の日経平均株価は前週末比43円76銭高の2万63円80銭で寄り付いた。
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2015-04-27 09:15