日経平均は36円安で取引終了、終値では4日ぶり2万円割れ

 27日の日経平均株価は前週末比36円72銭安の1万9983円32銭と続落して取引を終え、4営業日ぶりに2万円を割り込んだ。  米国株高を好感した買いが先行したが、一巡後に日経平均は下げに転じ、2万円を割り込んだ。週内は祝日を挟むうえ、企業決算の発表本格化や、30日の日銀金融政策決定会合を控えるなか、積極的に買い上がる動きはみられなかった。前場はいったん持ち直したものの上値は重く、後場はマイナス圏でもみ合いとなった。TOPIXは引けにかけて下げ渋り、プラス圏で取引を終えている。  個別では、16年3月期業績予想が市場コンセンサス未達だったマツダ <7261> が軟調。15年3月期は営業益2ケタ減だった資生堂 <4911> も下落した。15年12月期第1四半期で減収減益のコクヨ <7984> も安い。16年3月期で大幅な減益を見込んだ三晃金属工業 <1972> も売りが優勢となった。15年3月期業績予想を下方修正した図研 <6947> もさえない。国内証券による投資判断の引き下げが観測されたサイバーエージェント <4751> も弱含んだ。  半面、15年3月期利益予想を上方修正したNEC <6701> は大幅高。中国大手との提携解消に伴う株式売却を発表した日本製紙 <3863> も物色された。15年3月期の純利益が計画上ブレと報じられた三菱ケミカルホールディングス <4188> も急伸。16年3月期で減益を計画したが、市場コンセンサスを上回った富士通ゼネラル <6755> も買いが先行した。16年3月期で2ケタ増収増益を予想した大豊工業 <6470> も高い。(編集担当:宮川子平)
27日の日経平均株価は前週末比36円72銭安の1万9983円32銭と続落して取引を終え、4営業日ぶりに2万円を割り込んだ。
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2015-04-27 15:00