ファナック、株主還元方針を明らかに、自己株式保有は5%で超過分は原則消却
ファナック <6954> は27日引け後、株主還元方針を明らかにした。配当性向60%を基本方針とし、今後5年間の平均総還元性向80%の範囲で自己株式の取得を行う。また、自己株式の保有は発行済株式総数の5%を上限とし、超過する部分は原則として消却する方針。
一方、同時に開示した16年3月期業績予想では、売上高6801億円(前期比6.8%減)、営業利益2646億円(同11.2%減)、純利益1912億円(同7.9%減)と減収減益を見込んだ。一部IT産業の短期的な需要鈍化が見込まれるという。想定為替レートは1ドル=115円、1ユーロ=120円とした。
今期の配当予想は未定。前期は中間期144円69銭、期末491円93銭の年間636円62銭だった。
15年3月期の売上高は前期比61.8%増の7297億6000万円、営業利益は同81.5%増の2978億3900万円、純利益は同87.1%増の2075億9900万円だった。
27日終値は300円高の2万6800円。(編集担当:宮川子平)
ファナックは27日引け後、株主還元方針を明らかにした。
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2015-04-27 15:30