円安のせい!?・・・韓国の輸出力に「赤信号」=韓国華字メディア

中国メディアの亜洲経済の中国語版は4月27日、2015年も円安が継続する見通しだと伝え、韓国の輸出企業が深刻な打撃を受けていると報じたうえで「韓国企業の輸出競争力に赤信号が灯っている」と論じた。
記事は、日本でアベノミクスがスタートした2012年と比べ、韓国と日本の輸出品目のうち、特に自動車やディスプレイパネルなどの分野で円安の影響が顕著に現れていると伝えた。
続けて、韓国の貿易額が減少した一例として、メキシコや中国との貿易を挙げ、12年と14年を比較すると韓国の輸出品目の一部は大きく減少したにもかかわらず、同品目で日本の輸出額は増加したと主張。韓国の輸出額が減少し、日本の輸出額が増加したのは「円安によるものだ」との見方を示した。
さらに記事は、韓国の輸出品目のうち、円安による影響が特に大きかったのは自動車と無線通信機器ならびにディスプレイパネルだったと紹介、相対的に影響が小さかったのは電子機器や繊維や鉄鋼だったと伝えた。
円安によって韓国の輸出競争力が低下していることについて、韓国の業界関係者からは「日本企業は今後、値下げによってさらに世界でのシェアを高めてくるだろう」と警戒の声があがっていることを紹介。
また、円安への対抗策として、韓国企業は製品の品質を高め、競争力を高めることが必要だと伝え、中小企業が高付加価値の製品を作れるよう韓国政府のサポートが必要と論じた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C)khunaspix/123RF.COM)
中国メディアの亜洲経済の中国語版は4月27日、2015年も円安が継続する見通しだと伝え、韓国の輸出企業が深刻な打撃を受けていると報じたうえで「韓国企業の輸出競争力に赤信号が灯っている」と論じた。(イメージ写真提供:(C)khunaspix/123RF.COM)
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2015-04-27 20:00