デンソーが軟調、通期増額発表後に売り圧力強まる

 デンソー <6902> が3日午前11時20分に、今3月期の業績予想を修正した。  通期の売上高を4兆100億円から4兆800億円(前期比13.9%増)に上積み。営業利益を3600億円から3800億円(同44.8%増)、純利益は2640億円から2830億円(同55.8%増)に増額している。車両生産台数の増加と為替の円安進行などが寄与したという。通期の前提為替レートは従来計画のドル97円、ユーロ130円からドル100円、ユーロ135円に見直されている。  ただし、前提為替レートが変更されたにもかかわらず増額幅が小幅にとどまったこともあり、株価は業績修正の発表後に急落。午後0時30分には124円安(2.3%安)の5215円まで売られている。   同時に発表されたデンソーの第3四半期業績は、売上高が3兆165億5700万円(前年同期比17.4%増)、営業利益は2898億8200万円(同54.2%増)、純利益は2255億8800万円(同72.5%増)となった。(編集担当:片岡利文)
デンソーが3日午前11時20分に、今3月期の業績予想を修正した。
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2014-02-03 13:15