日経平均は75円高と3日ぶり反発、個別株物色の様相
28日の日経平均株価は前日比75円63銭高の2万58円95銭と3営業日ぶりに反発して取引を終えた。株主還元策などが高く評価されたファナック <6954> の急伸が指数を支え、日経平均は朝方に上げ幅を150円超に拡大した。ただ、今晩のFOMC(米連邦公開市場委員会)や、30日の日銀金融政策決定会合を前に見送りムードも強く、買い一巡後は伸び悩み、後場は個別株物色の様相を強めた。
個別では、決算を発表したトヨタ系に急動意した銘柄が目立ち、ジェイテクト <6473> 、デンソー <6902> 、アイシン精機 <7259> 、トヨタ紡織 <3116> などが大幅高となった。15年3月期業績および配当予想を上方修正したレオン自動機 <6272> はストップ高を演じ、16年3月期で大幅増益を計画した日本トリム <6788> も高い。15年9月期業績および配当予想を上方修正した三洋貿易 <3176> も物色された。
半面、米アプライド・マテリアルズとの経営統合を撤回した東京エレクトロン <8035> は急落した。15年3月期が計画未達だった京セラ <6971> も軟調。16年3月期業績予想が市場コンセンサス未達となった豊田自動織機 <6201> も売りが先行した。15年12月期第1四半期で赤字転落のブロードリーフ <3673> も安い。(編集担当:宮川子平)
28日の日経平均株価は前日比75円63銭高の2万58円95銭と3営業日ぶりに反発して取引を終えた。
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2015-04-28 15:00