豊田合が一時急落、16年3月期予想は前期並みでコンセンサスやや下ブレ
豊田合成 <7282> が一時急落。午後2時20分の決算発表を前に3月17日の年初来高値更新となる2943円まで買われたが、実際に決算・業績予想の内容が明らかになると67円安(2.37%安)の2756円まで急速に売られた。その後は反動ですぐに値を戻し、46円高(1.63%高)の2869円で引けた。
16年3月期は売上高7300億円(前期比0.3%増)、営業利益420億円(同1.0%増)で前期とほぼ同水準の予想。市場コンセンサスの売上高7390億円、営業利益430億円をいずれもやや下回っている。
また、15年3月期は売上高7278億4600万円(前期比5.6%増)、営業利益416億300万円(同5.0%減)と増収減益で着地。北米での自動車生産台数増加、欧米系自動車メーカーへの拡販、円安効果などを背景に自動車部品事業が堅調となった。ただ、利益面では国内や新興国での自動車生産台数減少、製品構成の悪化、先行開発投資が下押し要因となった。(編集担当:松浦直角)
豊田合成が一時急落。
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2015-04-28 15:45