【本日注目の通貨ペア】カナダドル/円:正副中銀総裁の証言に注目
カナダ/円は、23日に98.675円まで上昇して約3カ月ぶりの高値を付けた。その後はやや伸び悩む場面も見られたが、本日は98円台半ばで高止まりしている。
昨年12月高値から今年1月安値への下落に対する半値戻し(99.112円)という節目の水準を前にして次なる方向感を模索している様子だ。
足元の金融市場の環境は、原油価格が持ち直している事に加え、世界的に株価が堅調に推移している事などから、リスクオンに傾きやすい。米FOMCが明日の声明で利上げを急がない考えを示すとの安心感がその根底にあると見られる事から、本日についてもカナダドルは底堅く推移する公算が大きい。
そうした中で、カナダ/円が次に動き出すのは上方向の可能性が高いと見ている。上記半値戻しの水準を上抜けるきっかけになるとすれば、カナダ中銀(BOC)のポロズ総裁とウィルキンス副総裁の議会証言(21:45から)だろう。ポロズ総裁は24日に「原油下落が落ち着けば、インフレは急速に反転する」と述べており、追加利下げは必要ないとの見方を示している。
仮に、正副総裁が揃って同様の発言を行えば、カナダ/円が99円台へ上伸する起爆剤になり得るだろう。(執筆:外為どっとコム 編集担当:サーチナ・メディア事業部)
カナダ/円は、23日に98.675円まで上昇して約3カ月ぶりの高値を付けた。その後はやや伸び悩む場面も見られたが、本日は98円台半ばで高止まりしている。
昨年12月高値から今年1月安値への下落に対する半値戻し(99.112円)という節目の水準を前にして次なる方向感を模索している様子だ。
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2015-04-28 18:15