インフルエンザ流行期、「プラズマ乳酸菌」に注目集まる

この冬も、インフルエンザが猛威をふるいつつある。厚生労働省は2013年12月27日に「インフルエンザ流行期に入った」と宣言。12月23日-29日には1.90人だった基幹定点医療機関1カ所当たりの患者数は、同月30日-2014年1月5日には2.16人になり、その後は5.51人(1/6-1/12)、11.78人(1/13-1/19)、24.81人(1/20-1/26)と、週ごとに倍増している状態だ。そこで、消費者の側から見た「インフルエンザ対策」について調べてみたところ、「プラズマ乳酸菌」、「ウイルスガード」、「アマダナ」などのキーワードが浮かび上がってきた。(画像提供:トレンド総研)
トレンド総研(東京都渋谷区)はツイッター(Twitter)上のデータ分析とアンケート調査で、今シーズンで最も注目されている「インフルエンザ対策アイテム」を探った。
Twitterについての調査では、2013年12月10月-14年1月9日にかけて、「インフルエンザ対策」と一緒に語られている回数が多い言葉を調べた。結果は第1位が「プラズマ乳酸菌」、第2位が「ウイルスガード」で、第3位以下は「アマダナ」、「二酸化塩素剤」、「舌みがき」、「窓のカーテン」、「H2O(本来の化学式では『2』は小文字)」と続いた。
次に、1月23-27日の期間に、事前に「インフルエンザ対策に興味がある」と回答した20-30代の男女500人(性別・年代別に均等割り付け)に対して、改めてインターネットによる調査を行った。
Twitterで「インフルエンザ対策」と一緒に語られていた回数が多かった7つの言葉について「実際に話題になっていると感じますか」と尋ねたところ、75%が「感じている」と回答した。インターネット調査では、Twitterを利用していない人も含まれているので、上記7つの用語は、より広い範囲で関心を集めていることが分かった。
次に、7つの用語のうち「最も話題になっている」と思える言葉を1つだけ選んでもらった。最も多かったのは「プラズマ乳酸菌」で、回答者の40%が選んだ。以下は、「ウイルスガード」(24%)、「二酸化塩素剤」(18%)、「アマダナ」(5%)、「窓のカーテン」(5%)、「舌みがき」(5%)、「H2O」(3%)となった。
「インフルエンザ対策アイテム」として注目されているキーワードは、Twitterでも、それ以外のインターネットを利用する消費者でも、ほぼ同じ傾向であることが分かった。
注目度が極めて大きかった「プラズマ乳酸菌(JCM5805株)」は、キリンホールディングス・フロンティア技術研究所と小岩井乳業や国立感染症研究所インフルエンザウイルス研究センターとの共同研究により、ヒトの形質細胞様樹状細胞(プラズマサイトイド樹状細胞、pDC)を活性化させる効果が確認された乳酸菌の1種。
以前にも、免疫における主要な役割の一部をになうNK細胞を活性化させる機能性乳酸菌は確認されていたが、プラズマ乳酸菌の場合には、免疫力のさらに基盤となるpDCを活性化させるのが特徴。pDCの活性化により、NK細胞だけでなく、キラーT細胞、B細胞も活性化されインターフェロンの産生も活発になるなどで、インフルエンザなどのウイルスに対して、人体はより「全面的な防衛体制」を実現できる。
一連の実験では、医師の診断や被験者の主観的評価として摂取期間中の風邪の諸症状(頭痛・鼻づまり・のどの痛みなど)が現れた日数も少なかったという結果も得たという。(編集担当:中山基夫)
この冬も、インフルエンザが猛威をふるいつつある。厚生労働省は2013年12月27日に「インフルエンザ流行期に入った」と宣言。そこで、消費者の側から見た「インフルエンザ対策」について調べてみたところ、「プラズマ乳酸菌」、「ウイルスガード」、「アマダナ」などのキーワードが浮かび上がってきた。(画像提供:トレンド総研)
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2014-02-03 15:00