宝くじ７０周年の今年、数字選択式宝くじ「ロト７」の高額当せんが川越で相次ぐ

　数字選択式宝くじの「ロト７」の高額当せんが埼玉県川越の売り場で相次いでいる。２０１５年１月２３日に抽せんが行われた「ロト７」の１等８億円が「川越的場ヤオコーチャンスセンター」で出たことに続いて、３月２７日の抽せんでは「川越チャンスセンター」で「ロト７」の１等約３億円（２９５，３３７，７００円）が２口出た。川越で「ロト７」の大きな当せんが相次いでいることに、特別な理由があるわけではないが、やはりそこは“ご利益”にあやかりたい人心で、「３月２７日の抽せんで３口出た約３億円のうち２口がここから出たということは、宝くじをお求めいただく方が良くご存知で、『この売り場から出たんだよね』とわざわざバスに乗ってやってこられる方もいらっしゃいます」（川越チャンスセンター）と、にわかに人気スポットになっている。（写真は今年３月に「ロト７」で約３億円の高額当せんが２口出た「川越チャンスセンター」） 　「ロト７」は、１～３７の３７個の数字の中から、異なる７個の数字を選び１口３００円で購入する「数字選択式宝くじ」。１等（申込数字が抽せん数字に７個全て一致）の当せん金は、最高４億円で、キャリーオーバーが発生した場合は最高８億円になる。毎日購入が可能で、抽せんは毎週金曜日に行われている。現在、直近の４月２４日の抽せんで１等が該当なしだったため、キャリーオーバーが発生している。次回の５月１日の抽せんでは、最高８億円の当せんが出る可能性もある。 　「川越チャンスセンター」の売り場責任者の長沼浩二氏によると、数字選択式宝くじは、「ロト７」が金曜日、「ロト６」が月曜日と木曜日に抽せんが行われているため、それぞれ抽せん日に売り上げが伸びるという。 　今年になって、降ってわいたように「ロト７」の高額当せんが相次いで川越の売り場から出ていることについて、「当せん確率は、どこの売り場も同じなので、特別な理由があるわけではないと思います」（長沼氏）と、やや戸惑ったように語っている。ただ、宝くじを購入する方に幸運が巡って来るようにと、「川越チャンスセンター」では、近隣の川越氷川神社に「幸運との縁結び」の祈願を欠かさないという。また、川越地域のチャンスセンターでは、「以前、隣接している鶴ヶ島市の売り場でジャンボ宝くじの高額当せんが出た時から、その幸運を記念し“鶴亀”にちなんだ、黄金色の亀の置物を売り場に置くようにしました」（長沼氏）と、人々が宝くじを擦りつけたり、なでていくために少し変色した亀の置物が置かれていることも特徴だ。 　また、「宝くじの取り扱いをやっていると、よく言われることに、売り場のリニューアルをすると、高額当せんが出るというジンクスがあります。売り場のリニューアルは、７年～１０年くらいのサイクルで行われています。もちろん、このジンクスに何の根拠があるわけではないのですが、『川越チャンスセンター』も数カ月前にリニューアルしたばかりで、そろそろ大きな当せんが出るのではと、冗談で話していたところ、３月に約３億円の当せんが２口も出てびっくりしています」（長沼氏）と語っている。 　川越チャンスセンターは、埼玉県川越市新富町２丁目。クレアモール川越新富町商店街の丸広百貨店川越店の裏手にある。売り場では、「気持ちよく宝くじを買っていただけるように、いつも笑顔で応対するようにしています。最近では、ロト７で約３億円の当たりが２口も出たことを多くの方々がご存知で、『私にも当たりますように』という皆さんの言葉に、本当に実感がこもっていて、会話も弾みます」と、多くの人を迎えている。 　ちょうど今年は、「宝くじ７０周年」を記念して「宝くじ７０周年ワクワクキャンペーン」を展開中。２０１５年５月７日までに、宝くじ売り場の店頭で一度に３０００円以上宝くじを購入すると、「買ってワクワク選んでワクワクプレゼント！」の専用応募ハガキがもらえる。プレゼント賞品は、東京宝塚劇場での花組公演の鑑賞（６月１１日）が付いたドリームジャンボ宝くじの抽せん会への入場券（ペアで３５０組７００名）、１泊ペア宿泊券やグルメのオリジナルのカタログギフト（５００名）、ドリームジャンボ宝くじ７０枚（１００名）が抽せんであたる。また、クイズに答えるだけで誰でも応募でき、ジャンボ宝くじのテレビCMにちょっとだけ出演できる権利などが当たる「クイズに答えてワクワクプレゼント！」も５月８日まで実施中。 　「ロト７」の抽せんは、毎週金曜日なので、ゴールデンウィークまっただ中の５月１日にも抽せんが行われる。ゴールデンウィークの運試しに、散歩がてらに近くの宝くじ売り場を訪ねてみるのもひとつの楽しみになりそうだ。（編集担当：風間浩）