【今日のドル円】FOMC消化の過程でドル売りも、市場の混乱誘う
昨日のドル/円は、米1-3月期国内総生産(GDP)を受けて118.50円台へと下落したが、その後の米連邦公開市場委員会(FOMC)で119.10円台へ反発した。このFOMCに対する市場の反応はやや不可解というしかない。
6月利上げを明確に否定しなかった事が長期金利の上昇に繋がったとされる一方で、短期金利先物市場では9月利上げですら織り込み度合いを低下させている。ドル/円は、長期金利の上昇のほうになびいた格好だ。FOMCが「利上げは経済情勢次第」との姿勢を維持して、その判断を事実上先送りした事が市場の混乱を誘っていると思われる。
今回のFOMC声明の冒頭で経済情勢の基調判断を下方修正している点から見て、長期金利の上昇は行き過ぎ(あるいは別の要因があった)と言えそうだ。このため本日は、市場がFOMCの内容を消化する過程でドルが売られやすくなると見ており、ドル/円は再び118円台半ばのサポートを試す動きとなる可能性があろう。(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)
昨日のドル/円は、米1-3月期国内総生産(GDP)を受けて118.50円台へと下落したが、その後の米連邦公開市場委員会(FOMC)で119.10円台へ反発した。このFOMCに対する市場の反応はやや不可解というしかない。
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2015-04-30 09:15