第一三共が急反落、米子会社に係る減損で前期純利益予想が3割減

 第一三共 <4568> は、28日引け後発表の業績予想修正を受けて売り優勢でスタート。寄り付き直後に88.5円安(4.12%安)の2057円まで急落し、4営業日ぶりの反落となった。28日までは3営業日連続で年初来高値を更新しており、4月のパフォーマンスは12.51%と高かっただけに反動も大きい。  15年3月期は、売上収益を9000億円から9190億円(前期比2.2%増)に引き上げる一方、純利益は650億円から460億円(同24.5%減)に29.2%減額した。円安効果が売上収益の拡大に寄与したものの、米子会社プレキシコンの抗悪性腫瘍剤「ゼルボラフ」の営業権について、収益性の低下が見られることから減損損失350億円を計上する。(編集担当:松浦直角)
第一三共は、28日引け後発表の業績予想修正を受けて売り優勢でスタート。
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2015-04-30 09:30