共英製鋼が後場に安値更新、16年3月期は営業益26.2%減の予想

 共英製鋼 <5440> が後場急落し、3月11日の年初来安値を割り込んだ。30日午後1時に発表した業績・配当予想を受けて、直後に127円安(6.27%安)の1900円まで売られた。  16年3月期の業績は、売上高1770億円(前期比2.4%減)、営業利益87億円(同26.2%減)を予想し、いずれのも市場予想のコンセンサスを下回った。製品出荷量は前期並みを予想するものの、鉄スクラップ価格上昇による売買価格差の縮小や、電力コストの増加が懸念材料。ベトナムに完成する製鋼・圧延一貫ラインは、フル生産体制の確立までに時間を要する見通し。  15年3月期は売上高1814億3600万円(前期比3.9%増)、営業利益117億9600万円(同4.1倍)で着地している。(編集担当:松浦直角)
共英製鋼が後場急落。
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2015-04-30 14:00