日本が「旅客機生産」に意欲を燃やし始めた! 「わが国の機先を制するためだ」=中国メディア

 中国メディアの観察者は4月28日、これまで旅客機の製造が行われてこなかった日本で立て続けに旅客機の研究開発が進められていると報じた。  記事は、日本の上空を飛ぶ旅客機は中国同様に米ボーイング社をはじめとする外国製旅客機であると伝える一方、航空産業において「中国が大型旅客機の国産計画を始動させると日本も旅客機生産に意欲を燃やし始めた」と主張した。  続けて、ホンダの子会社である「ホンダ エアクラフト カンパニー」がこのほど日本国内で小型ビジネスジェット機「ホンダジェット」の初飛行を行ったことを紹介し、「ホンダジェット」は米国連邦航空局(FAA)の事前型式証明(PTC)を取得済みであることを伝えた。  また、ホンダジェットについて、日本国内では「自動車同様に燃費効率が高く、快適な乗り心地」などと高い評価が寄せられていることを伝え、「エアバッグ問題で打撃を受けたホンダにとって、モノづくりの力を結集したホンダジェットは自信を回復させるに十分」と論じた。  さらに記事は、日本では三菱航空機を中心にジェット旅客機「MRJ」の開発が進行中であり、三菱重工は2018年を目処に計1000機の受注を目指していることを紹介したうえで、「戦前・戦後を問わず、民間航空機の分野が“欠如”していた日本が、大型旅客機の開発中の中国に対して機先を制するために民間航空機を相次いで打ち出している」と論じた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C)Underwolrld Under/123RF.COM)
中国メディアの観察者は28日、これまで旅客機の製造が行われてこなかった日本で立て続けに旅客機の研究開発が進められていると報じた。(イメージ写真提供:(C)Underwolrld Under/123RF.COM)
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2015-04-30 14:30