日経平均は節目の1万9500円をめぐる攻防、円安支えも連休前を意識

 5月1日の日経平均株価は前日比9円16銭安の1万9510円85銭で寄り付いた後、すぐにプラスに転じるなど売り買い交錯の展開。前日に530円超下落した反動や、ドル・円が119円台半ばまで円安に振れていることが支えとなり、節目の1万9500円近辺で推移している。大型連休前とあって積極的にポジションのとりづらさも意識されるなか、底堅く推移できるかが注目。  個別では、16年3月期は2ケタ増収増益で年間13円の増配も発表したスタートトゥデイ <3092> や、16年3月期は純利益9%増益でコンセンサス上ブレとなった村田製作所 <6981> が買い先行。15年12月期は年間8円の増配とし、米電子たばこ企業の買収も発表したJT <2914> や、15年12月期の純利益が3.4倍に拡大する見通しのAiming <3911> も買われている。  半面、16年3月期は純利益29%減で大手証券が投資判断を引き下げた富士通 <6702> や、16年3月期は純利益14%増の予想もコンセンサス並みだったヤマトホールディングス <9064> が下落。16年3月期は小幅増益も市場予想を下ブレとなったフォスター電機 <6794> や、16年3月期は減収減益で市場予想を下回った日本航空 <9201> も売られている。(編集担当:松浦直角)
5月1日の日経平均株価は前日比9円16銭安の1万9510円85銭で寄り付いた後、すぐにプラスに転じるなど売り買いが交錯する展開。
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2015-05-01 08:45