【今日のドル円】下落警戒から様子見モードへ、米4月ISMに注目

 昨日のドル/円は、一時119.90円付近まで上昇した。直接のきっかけは米週次新規失業保険申請件数が15年ぶりの低水準に減少した事にあるが、米国の利上げ先送りと日本の追加緩和見送りでドル安・円高リスクがあった日米金融政策イベントを無難に(118.50円前後までの下落で)乗り切った反動もあったと見られる。  昨日の反発で下落警戒態勢は一旦緩めるが、一目均衡表(日足)の雲上限が位置する120円ちょうど前後を明確に突破するまでは、反発局面入りの判断は下せない。ドル/円と相関性が高い米10年債利回りが、新規失業保険申請件数を受けて約2.11%まで上昇したのち2.04%程度に低下した動きからもドルの上伸力はそれほど強くない事が窺える。  ドル/円が本格反騰態勢に入るためには、米4月ISM製造業景況指数(23:00)などから第2四半期の米景気持ち直しがはっきりと読み取れる事が必要だろう。(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)
昨日のドル/円は、一時119.90円付近まで上昇した。直接のきっかけは米週次新規失業保険申請件数が15年ぶりの低水準に減少した事にあるが、米国の利上げ先送りと日本の追加緩和見送りでドル安・円高リスクがあった日米金融政策イベントを無難に(118.50円前後までの下落で)乗り切った反動もあったと見られる。
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2015-05-01 09:15