ノンアルコール飲料は「おもてなし」のキーアイテム、GWも家事に追われるママのホッとひと時の愉しみにも活躍しそう

4月29日の祝日「昭和の日」から始まったゴールデンウィーク。今年はカレンダー通りに休みを取っても、土日が休みの職場では5月6日(水)まで5連休になる。なかには、連休の谷間を有給で埋めて16連休を楽しむ人もいるという。生活者の意識・実態調査を行うトレンド総研(東京都渋谷区)が調べた「今年のGWの過ごし方」のトップは、「自宅でのんびり過ごす」だった。また、“のんびり過ごす”はずの大型連休も、こと“ママ”に限っては、少し様子が違うようだ。トレンド総研の調査結果を“ママ”に限って分析すると、ゴールデンウィークの過ごし方のトップは「家事」。何かと人が集まりやすいこの時期に、“のんびりとはしていられない”というママの実態が浮かび上がった。写真は1位になったサントリーの「オールフリー」。
トレンド総研の調査は、ゴールデンウィークの過ごし方と、その際のノンアルコール飲料の活用意向について聞いたもの。普段ノンアルコール飲料を飲んでいる20歳~59歳の男女500名の回答を分析している。調査期間は2015年4月3日~4月7日。
ゴールデンウィークの過ごし方(複数回答)のトップは、「自宅でのんびり過ごす」(66%)。次いで、「ショッピング」(56%)、「外食」(45%)など。夏休みに比較的まとまった休みが取りやすくなり、ゴールデンウィークには、近隣でショッピングや外食という傾向が強くなっているようだ。
ところが、この結果を“ママ”(配偶者有、かつ、子ども有の女性)に限って調べてみると、圧倒的な1位が「家事」(72%)になる。「自宅でのんびり過ごす」(68%)、「ショッピング」(63%)よりも「家事」の比重が高いという結果だった。“ママ”はゴールデンウィークだからといって、のんびりとばかりはしてはいられないのが実態だ。
ただ、「家事」については、男性も50代が30%、40代が27%と年齢が上がるほどに「家事」の比率が高まる。自宅でのんびり過ごしながら、夫婦で一緒に料理などの家事を楽しむという傾向が高まっている様子がうかがえる。半面で、若い夫婦の間では「家事」についての“ママ”の負担が大きく、子どもが小さいぶん、子どもの世話にも“ママ”の役割は大きいと想像でき、大型連休の間も、何かと気持ちが休まらない“ママ”の姿がうかがえる。
こんな“ママ”の「合間のひととき」に好まれているのがノンアルコール飲料のようだ。ゴールデンウィーク中にノンアルコール飲料の利用シーンとして思い浮かぶことを聞いたアンケートで、“ママ”の回答は、「自宅でのんびり過ごすとき」(70%)、「家族団らんのとき」(67%)、「家事の合間」(43%)など。いずれも全体の回答率よりも高い回答率となっていて、「ほっと一息」のそのひと時に、ノンアルコール飲料を飲みたいと思っているということが表れている。
一方で、ノンアルコール飲料を購入する目的の一つとして、「誰かのために購入する」ということが一般的になっている。アンケートの結果によると、「多くの人が集まる時にノンアルコール飲料を用意することは必要」と考えている“ママ”は58%。複数の人が集まるシーンで、「ノンアルコール飲料を用意している」という回答は、「ホームパーティ」(44%)、「バーベキュー」(41%)、「キャンプ」(39%)、「ピクニック」(38%)などが上位。「ホームパーティ」のようなくつろいだ場や、アウトドアではノンアルコール飲料の用意が欠かせないと考えている“ママ”が少なくない。
今では、人が集まる場になると、お酒が苦手な人、車で来ている人、体調がすぐれない人など、お酒を飲めない人もいることを考えて、ノンアルコール飲料を準備しておくということが増え、それがノンアルコール飲料の需要を押し上げている要因にもなっているようだ。
実際に“ママ”の意見としては、「お酒を飲めない人も含めて、多くの人で盛り上がるためにはノンアルコール飲料は大切だと思う」(48%)、「お酒を飲めない人も含めて、多くの人で盛り上がるためにはノンアルコール飲料も含めて色々な飲料を用意したいと思う」(53%)という考えを約半数を占めるようになっている。今では、人が集まる場の「おもてなし」のひとつとして、ノンアルコール飲料を用意するということが定着しつつあるようだ。
このように、飲用シーンに広がりをみせるノンアルコール飲料だが、「今年2015年のゴールデンウィークに飲みたいノンアルコール飲料ブランドは?」と質問したところ、男性も含めたすべての調査結果で、「オールフリー」(76%)、「アサヒ ドライゼロ」(48%)、「キリンフリー」(40%)と、ノンアルコールビールテイスト飲料が上位を占めた。
1位になったサントリーの「オールフリー」は「アルコール度数0.00%」「カロリーゼロ」「糖質ゼロ」という3つのゼロを実現したノンアルコールビールテイスト飲料。すっきりしたのどごしが特徴だ。今年の3月からは限定フレーバーの「オールフリー レモン&ライム」も展開するなど、様々な種類が楽しめるようになっている。
また、6月30日には「オールフリー コラーゲン」の新発売も予定している。アルコール、カロリー、糖質の3つのゼロに加え、“コラーゲン2000mg入り”という女性に嬉しい価値をプラスした。ノンアルコール飲料の新しい可能性を開く商品として注目されている。(編集担当:風間浩)
4月29日の祝日「昭和の日」から始まったゴールデンウィーク。生活者の意識・実態調査を行うトレンド総研(東京都渋谷区)が調べた「今年のGWの過ごし方」のトップはーーー
business,company
2015-05-01 12:00