韓国外交は「孤立無援」・・・「戦略なかった」と嘆く声=韓国メディア

韓国メディアの毎日経済は1日、4月30日に韓国の大統領府が、年内には過去の歴史問題をはじめとする日韓関係の改善をするという意志を明らかにしたが、現在韓国の外交は「孤立無援」だという記事を掲載した。
記事によると、4月30日、青瓦台のチュ・チョルギ外交保安首席は、KIDA(韓国国防研究院)と星友会(韓国国軍の予備役の元将官らが組織した団体))共催のセミナーに出席し、講演会の中で「年内中には、日本との問題を解決しようと努力しており、過去の歴史と安全保障問題とを分けて日韓関係を必ず解決する」と述べたと報じた。
また記事は、チュ外交保安首席のこの発言は、最近における日米関係に対し、韓国国民などから韓国政府の対応の甘さと消極的外交が批判されていることを受けて出てきたものであるとし、今後の動きに注目が集まっていると伝えた。
加えて、韓国のセヌリ党関係者は「これらの最大の問題は、対日外交戦略がなかったことだ」と述べたほか「対米外交についても再検討する必要があると与野党内から声があがっている」とし「与党が乗り出し外交力を強化するための様々な提案をする場となるだろう」と付け加えたと報じた。
また、これらと関連し、セヌリ党は、対日外交戦略の失敗は「外交部内に専門家がおらず、長期的な戦略を研究するシンクタンクがない」と判断したとし、外交内部の対日外交タスクフォース(TF)と、国立外交院内に日本研究センターを新設することを要求したことが分かったほか、外交部はこれに応じる形で、早急に日本研究センターを新設する案を検討していると報じた。
また、韓国のある議員は「韓国政府の対日・対米外交は失敗した」と政府に直接、檄を飛ばしたこともあるほか、安倍首相の米国上下院合同議会演説については「米国と日本の新たに強化された同盟と中国との間において、韓国の生存戦略は何なのか悩む演説だった」とし「対日・対米外交の見直しを直ちにすべきだ」と述べたと報じた。(編集担当:李樹香)(イメージ写真提供:(C)xtockimages/123RF.COM)
韓国メディアの毎日経済は1日、4月30日に韓国の大統領府が、年内には過去の歴史問題をはじめとする日韓関係の改善をするという意志を明らかにしたが、現在韓国の外交は「孤立無援」だという記事を掲載した。(イメージ写真提供:(C)xtockimages/123RF.COM)
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2015-05-06 19:45