韓国の「輸出競争力」・・・中国の猛追で「失速」=韓国華字メディア

 韓国メディアの亜洲経済の中国語版は5日、世界の輸出市場における日中韓3カ国の関係が注目を集めていると伝え、日本が1990年代に韓国の猛追を受けたように、「韓国が今、中国の猛追を受け、輸出市場で強みを失いつつある」と論じた。  記事は、韓国開発研究院が5日に発表した報告書を発表し、日本が過去に韓国の猛追を受けた輸出品目において、「現在、韓国は中国による猛追を受けている」と危機感を示したことを紹介。  さらに、同報告書では1993年から中国の輸出成長率が逓増を始めると同時に世界市場における日本の輸出市場のシェアも9.6%でピークを迎えたと伝え、14年には3.6%まで減少したと紹介。一方、中国の世界の輸出市場におけるシェアは2%から14年は12%まで増加したと指摘した。  続けて、韓国の世界の輸出市場におけるシェアは90年から00年まで2%前後で停滞し、2010年以降に3%まで上昇したとしつつも、同報告書で「韓国が置かれた現状は93年当時の日本と酷似しており、韓国の輸出市場におけるシェアは今後、減少する見通し」と論じた。  さらに記事は、日本は過去に競争力を持っていた分野において「中国と韓国の攻勢によって輸出不振に陥った」と伝え、「今まさに韓国は中国の攻勢により輸出競争力を失いつつある」と指摘。また、品目ごとの輸出競争力を指数化した数値においても、中国の数値が上昇する一方、韓国の数値が明らかに低下していることを紹介したうえで、「韓国が輸出市場の変化に対応するためにはイノベーションや基幹技術の開発が必要だ」と提言した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C) Woojin Kim/123RF.COM)
韓国メディアの亜洲経済の中国語版は5日、世界の輸出市場における日中韓3カ国の関係が注目を集めていると伝え、日本が1990年代に韓国の猛追を受けたように、「韓国が今、中国の猛追を受け、輸出市場で強みを失いつつある」と論じた。(イメージ写真提供:(C) Woojin Kim/123RF.COM)
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2015-05-07 09:15