日経平均は175円安でスタート、米株安を引き継ぎ売り優勢の展開
連休明け7日の日経平均株価は前週末比175円17銭安の1万9356円46銭で取引を開始。6日の米国株式市場はイエレンFRB(米連邦準備制度理事会)による株高をけん制する発言を受けて続落し、国内市場もその流れを引き継いで売り優勢の展開となっている。また、ドル・円が1ドル=119円台半ばで軟調に推移していることや、WTI原油が1バレル=60ドル台に乗せるなど、エネルギー価格が上昇していることも重し。
個別では、第1四半期では報道過熱による買い控えが影響して最終赤字7.4億円となった大塚家具 <8186> や、欧州の美容オンライン予約企業を買収するリクルートホールディングス <6098> が下落。第1四半期は経常赤字に転落した日本マクドナルドホールディングス <2702> や、16年3月期予想を57%の経常減益としたベネッセホールディングス <9783> も売られている。
半面、15年3月期は純利益予想1420億円で期末3円増配とした第一生命保険 <8750> や、16年3月期予想が市場予想を上回り、記念配当も上乗せする島精機製作所 <6222> が上昇。15年3月期業績予想を大幅に上方修正したケー・エフ・シー <3420> や、大手証券が投資判断を引き上げたトヨタ紡織 <3116> も買われている。(編集担当:松浦直角)
連休明け7日の日経平均株価は前週末比175円17銭安の1万9356円46銭で取引を開始。
japan,economic
2015-05-07 08:45