日経平均は一時450円超安、米株安や円高進行で

 4日の日経平均株価は前日比265円80銭安の1万4353円33銭で寄り付いたあと、下げ幅を450円超に拡大し、取引時間中としては13年11月8日以来の安値を付けた。前日の米国株が弱い経済指標を受けて急落し、ドル・円も一時100円台(3日終値は1ドル=102円12銭―13銭)を付けるなど円高が進んだため、東京市場では輸出関連株を中心に売りが先行した。  個別では、1月の米自動車販売台数が減少したトヨタ自動車 <7203> などが売り気配でスタート。ファーストリテイリング <9983> 、ソフトバンク <9984> など指数寄与度の高い銘柄も売りが優勢となった。14年3月期の営業益予想を下方修正したUEX <9888> 、14年3月期業績予想を据え置いたエヌアイシ・オートテック <5742> なども安い。  半面、フェイス <4295> がTOBを発表した日本コロムビア <6791> は買い気配スタート。自社株買いを発表したガンホー・オンライン・エンターテイメント <3765> も上昇した。14年3月期業績予想を上方修正したNOK <7240> も堅調。13年12月期業績予想を上方修正したコクヨ <7984> もしっかり。  きょうは取引時間中に住友商事 <8053> 、三菱商事 <8058> などが、引け後にトヨタ、日立製作所 <6501> 、シャープ <6753> 、パナソニック <6752> などが14年3月期第3四半期の決算を発表する予定。花王 <4452> は13年12月期の決算を発表する。(編集担当:宮川子平)
4日の日経平均株価は前日比265円80銭安の1万4353円33銭で寄り付いたあと、下げ幅を450円超に拡大し、取引時間中としては13年11月8日以来の安値を付けた。
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2014-02-04 08:30