双日は後場に高値更新、１６年３月期は純利益予想４００億円、市場コンセンサス上回る

　双日 <2768> は後場に急伸し、４月２７日の年初来高値を更新。午後２時１２分には１１円高（４．７２％高）の２４４円を付けた。 　７日午後０時３０分に１６年３月期（ＩＦＲＳ）の業績予想を発表した。売上高は４兆４０００億円（前期比７．２％増）、営業利益は４０５億円（同２０．７％増）、純利益は４００億円（同２０．９％増）を予想し、配当は中間期・期末ともに４円の年間８円（前期は６円）に引き上げる計画。純利益予想は市場コンセンサスの３２０億円弱を大きく上回った。前提為替レートは１ドル＝１２０円、原油価格は１バレル＝６０ドル。中南米の自動車事業における損失減少や、新規投融資案件からの収益増加などを見込んだ。 　１５年３月期の売上高は前期比１．５％増の４兆１０５２億９５００万円、営業利益は同４１．６％増の３３５億５０００万円、純利益は同２１．４％増の３３０億７５００万円だった。（編集担当：宮川子平）