円安が追い風! 「競争力」高める日本の造船業界=中国メディア

 中国メディアの国際船舶網は3日、「日本の造船業界が再び競争力をつけ始めている」と伝え、円安ならびに金利の低さを背景に日本の造船会社が中国企業に迫る価格で受注できるようになっていると伝えた。  記事は、日本の造船会社の新造船価格は中国企業より約4%ほど高いだけだとし、「日本の造船会社の船は中古市場でも良い条件で取引されることから、船主の多くが日本の造船会社への発注を真剣に検討している」と論じた。  続けて、日本では低コストで資金調達が可能であることから、多くの船主が日本での資金調達を行っていると伝え、業界関係者からは「日本での資金調達はほとんど“タダ”でできる」との声があがっていると紹介した。  また、外資系法律事務所の関係者の発言として「円安が進行すると同時に日本の造船会社の競争力が高まっており、船主の多くが日本への発注を検討している」と紹介し、円安は日本の造船会社のプロジェクト受注を後押ししていると論じた。  さらに記事は、過去15年間で日本の造船業界は世界シェア1位から3位まで転落していたと指摘する一方で、「日本は今や世界の船主を引き寄せる魅力を持つようになった」と伝え、日本の造船会社が多くの受注を獲得し、タンカーや造船手持ち工事量ベースでのシェアも増加していると伝えた。(編集担当:村山健二)(写真は国際船舶網の3日付報道の画面キャプチャ)
中国メディアの国際船舶網は3日、「日本の造船業界が再び競争力をつけ始めている」と伝え、円安ならびに金利の低さを背景に日本の造船会社が中国企業に迫る価格で受注できるようになっていると伝えた。(写真は国際船舶網の3日付報道の画面キャプチャ)
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2015-05-07 15:30