テクマトリックスは市場低迷の影響を受け急落も、右肩上がりの基調に変化はない

■医療情報クラウドサービス「NOBORI」の引き合いが好調、合同会社医知悟も売上・利益共に計画値を上回る   テクマトリックス <3762> の株価は着実に下値を切り上げてきたが、最近の市場低迷の影響を受け、急落した。しかし、今後も右肩上がりの基調に変化はない。   31日発表された今14年第3四半期連結業績は、売上高は前年同期比0.6%増の121億87百万円、営業利益同29.9%減の6億10百万円、経常利益同28.8%減の6億22百万円、純利益同2.6%増の4億74百万円であった。   増収ながら営業・経常利益共に減益となっているが、これは、医療分野において従来のオンプレミス型の販売形態から、医療情報クラウドサービス「NOBORI」へと、クラウド型ビジネスモデルへの加速度的な転換を進めているため先行投資が一時的に膨らんでいることが原因である。しかし、その後はストック型の収入が拡大することから、将来的には安定した利益をもたらすことになる。   第3四半期累計では、医療情報クラウドサービス「NOBORI」の引き合いは好調で、受注実績を順調に伸ばしている。また、合同会社医知悟も、クラウドサービスの需要の高まりにより、従来の病院サービス向けに加え、検診施設等の顧客の取り込みが進み、契約施設数、読影依頼件数、重要課金金額ともに順調で売上・利益共に計画値を上回っている。   この他、ネットワークやセキュリティ関連のハードウェアを販売する情報基盤事業、CRM・EC・金融を重点分野としてシステム構築やクラウドサービスを提供するアプリケーション・サービス事業を展開している。ストック型ビジネスの保守・運用・監視サービス関連やクラウドサービス関連を強化するとともに、ビッグデータ分析支援のBI(ビジネス・インテリジェンス)ソリューションサービス、大規模EC事業者向けバックオフィスシステム構築ソリューション「楽楽ECインテグレーションサービス」の提供も開始している。   今期業績予想は、第3四半期まで順調に推移していることから、当初予想の通期業績予想を据え置いている。   株価は、市場の影響で一時的に下げたが、業績が順調に推移していることから調整局面は短期間で終了するものと予想される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
テクマトリックス<3762>(東1)の株価は着実に下値を切り上げてきたが、最近の市場低迷の影響を受け、急落した。しかし、今後も右肩上がりの基調に変化はない。
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2014-02-04 09:15