【本日注目の通貨ペア】豪ドル/円:打たれ強さは本物か
豪準備銀行は5日に、政策金利であるキャッシュターゲットを過去最低となる2.00%に引下げた。ただ、声明文中から「いずれかの時点で追加緩和が必要になる」との文言が削除された事を受けて利下げ打ち止め観測が台頭すると豪ドルが反発。利下げ発表直後に93.474円まで下落していた豪ドル/円は比較的速やかに95円台を回復した。
また、本日発表された豪4月雇用統計は、失業率が6.2%に悪化した他、新規雇用者数が-0.29万人とわずかに減少した。これも一時豪ドル売りを誘ったが、売り一巡後は急速に買い戻されており、豪ドル/円は95.60円台まで切り返している。
こうした豪ドルの打たれ強さの背景には原油など資源価格の底入れもあると見られ、それとともに豪ドルに底打ち感広がっている。
豪ドル/円は4月29日に付けた95.948円を越えられれば、年末年始の水準である98円台前半まで上値余地が広がりそうだ。本日の主要国株価と国際商品価格及び明日のRBA四半期金融政策報告が上昇の支援材料となるか注目される。(執筆:外為どっとコム 編集担当:サーチナ・メディア事業部)
豪準備銀行は5日に、政策金利であるキャッシュターゲットを過去最低となる2.00%に引下げた。ただ、声明文中から「いずれかの時点で追加緩和が必要になる」との文言が削除された事を受けて利下げ打ち止め観測が台頭すると豪ドルが反発。利下げ発表直後に93.474円まで下落していた豪ドル/円は比較的速やかに95円台を回復した。
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2015-05-07 18:15