日経平均は23円高でスタート、ソフトバンクなどの主要銘柄がけん引

 8日の日経平均株価は前日比23円64銭高の1万9315円63銭で取引を開始。前日の大幅下落の反動から買われる展開となっている。米国市場の反発や、ドル・円が119円台後半まで持ち直していることも支援材料。また、好材料が出ているファーストリテイリング <9983> やソフトバンク <9984> が指数を押し上げている面もある。ただ、今晩の雇用統計を控えて、買い一巡後は様子見ムードも広がりやすい。  個別では、ソフトバンク <9984> との資本業務提携を発表したヤマダ電機 <9831> や、前期で4期ぶり営業黒字となり、16年3月期は営業益500億円を予想した任天堂 <7974> が上昇。4月の国内既存店売上高が19.3%増と好調だったファーストリテイリング <9983> や、15年3月期の業績予想を上方修正し、純利益は約46%増となるMS&ADホールディングス <8725> も買われている。  半面、個別業績で特別損失1332億円を計上するパナソニック <6752> や、人工知能やロボット研究に年5000億円を投じる日立製作所 <6501> が下落。過払利息返還請求の高止まりなどで15年3月期は減益に転じる見通しのアプラスフィナンシャル <8589> や、武田薬品工業 <4502> との非定型抗精神病薬の共同開発・独占的販売契約を解消した大日本住友製薬 <4506> も売られている。(編集担当:松浦直角)
8日の日経平均株価は前日比23円64銭高の1万9315円63銭で取引を開始。
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2015-05-08 08:30