任天堂は高値更新、市場予想上回る今期見通しやテーマパーク展開計画に期待

 任天堂 <7974> は4営業日ぶりに急反発し、4月22日の年初来高値を更新。午前9時7分に1460円高(7.39%高)の2万1200円を付けた。7日引け後に発表した16年3月期業績予想が市場コンセンサスを上回ったほか、テーマパークの展開計画が好感された。  今期の売上高は5700億円(前期比3.7%増)、営業利益は500億円(同2.0倍)、純利益は350億円(同16.4%減)を計画。市場コンセンサス(営業益370億円弱、純利益270億円弱)を上回った。年間配当は150円(前期は期末一括180円)を予定している。前提為替レートは1ドル=120円、1ユーロ=125円。ゲーム機の普及を図るほか、年内にスマートデバイス向けゲームアプリを配信することで新たな収益も見込んだ。スマホアプリ開発で提携しているディー・エヌ・エー(DeNA) <2432> の株価も急反発している。  また、「ユニバーサル・スタジオ」を運営するユニバーサル・パークス&リゾート(フロリダ州)との提携も明らかになった。「マリオ」など任天堂のキャラクターを使ったアトラクションを共同で開発する。アトラクションを設置する国や時期など詳細は未定。(編集担当:宮川子平)
任天堂は4営業日ぶりに急反発し、4月22日の年初来高値を更新。
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2015-05-08 09:15